ほぼ10割の女性経営者が「働く上で第一印象は大切」と回答。WEB会議の浸透で視覚的な好印象重視の傾向が顕著に

セリック株式会社は2019年8月、女性経営者641人を対象に実施した「第一印象に関するアンケート」の結果を発表した。調査期間は、2019年7月29日~30日。女性経営者たちは、ビジネスにおける第一印象をどのように認識しているのだろうか。


まずは大前提として「働く上で、第一印象は大切だと思うか」と質問したところ、女性経営者のほぼ全員にあたる98%が「はい」と回答した。



※セリック株式会社調べ


次に、「第一印象を良くするために心掛けていること」を尋ねると、「清潔感のある服装」(44.3%)、「常に笑顔」(40.1%)、「話している時の仕草」(10.6%)といった意見があがった。服装や笑顔など、短時間で好感を与えられる視覚的な効果を重視する人が多いようだ。


なお、次点の「声のボリューム」と答えたのは3.3%で、この結果からも第一印象の中では聴覚よりも視覚にうったえる要素に重きを置く傾向が推察できる。



※セリック株式会社調べ


最近では、会議をおこなうためのコスト削減や、テレワーク・在宅勤務の支援、社内のコミュニケーション活性化のために、「WEB会議」を導入する企業が増えている。


「WEB会議をおこなったことはあるか」との問いには、53.7%が「はい」と回答。そのうちWEB会議に参加したことがある331人に、「WEB会議で第一印象を良くするために気を使っていること」を尋ねると、「顔の写り方」が57.4%で最多となった。僅差で「姿勢」(54.7%)が続き、WEBを通して対面するというシチュエーションを反映して「カメラとの距離」(34.1%)があがった。また、なかには「相手に見えなくてもつま先まで清潔感のある服装」(19%)という回答もあった。



※セリック株式会社調べ


これらの結果から、会社運営に携わる女性の大多数が、見た目による第一印象について仕事を円滑に進めるツールとして重要と考え、様々な気配りをしていることが明確になった。相手から抱かれる印象を考慮している人は、相手の第一印象に対しても視覚的な要素を重視する傾向があると言えるかもしれない。


過剰な外見への意識は逆効果にもなりかねないが、気を使っているとわかる身だしなみや表情・仕草を含む「見た目」は、ビジネスシーンにおいて一定の効果を生むことが期待できるようだ。ちょっとした配慮で仕事や人間関係がよりスムーズになるのならば、コミュニケーションスキルを高める一環として、身だしなみや姿勢を意識してみるのもよいかもしれない。

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