株式会社ローランド・ベルガーは、2018年6月、新たな価値創造の仕組みとして、「凄腕バンク」と「異能バンク」を創設した。

同社は2016年より、「和ノベーション」と題した、オープンイノベーションの取り組みを進めている。仲間企業10社が30を超えるプロジェクトでタッグを組むなど実績を重ねており、そうした取り組みをさらに加速させ、新たな価値創造につなげるべく「凄腕バンク」と「異能バンク」を創設した。

【凄腕バンク】
自らが持つユニークな得意技を社会に届けたい企業の集まり。主に、尖った技術、ユニークな技を持つ日本のスタートアップに参加を要請している。同社が流通機能を担い、彼らが持つ価値の社会実装を加速するのが目的。同社や仲間企業のクライアントに留まらず、様々な日本企業に届けることを目指す。

第1弾として発表されたのは次の2社。今後順次増やし、年内には10社程度まで増やす予定とのこと。
・バンクNo.1：株式会社Synamon「リアルを追求したVR空間のソリュ―ションの凄腕」
・バンクNo.2：株式会社FEEL GOOD CREATION 「CMF （Color Material Finish）デザインによる価値増幅の凄腕」

【異能バンク】
強い意志と想いを持ち社会を盛り上げたい個人の集まり。同社がこれまで仲間企業や社内外のネットワークから出会ってきた「異能」な人々を、強い刺激を求めている様々な企業の人々とつなぎ、新たな気付きを創出することが目的。同社の異能人材のみならず、多種多様な異能人材を時間単位で活用できる仕組みをスタートさせる。現時点では、和ノベーションの仲間企業の役員、ローランド・ベルガー代表および役員が登録しているが、年内に50人規模のバンクを実現する予定だという。

同社は今後も、和ノベーションの仲間企業拡大を図るとともに、凄腕バンク、異能バンクをフルに活用することで、日本企業とその社員一人ひとりが新たな価値を生みだし、創造生産性が高まっていくよう助力する構えだ。