「eスポーツ」認知度調査 前年比較で約2倍の急激な認知率向上
株式会社CyberZは、2018年9月、10代~60代の男女を対象に「eスポーツ」に関するユーザー認知度調査を実施、結果を公表した。(有効回答:1,200名、各性別・年代100名での均等割り付け)
同調査ではまず、「eスポーツを知っているか」と尋ねたところ、「知っている」と回答したのは全体49.8%。
前年度が26%だったのに対し、約2倍の結果となった。性別・世代別では、男性および若年層の認知率が高く、10代男性では78%、20代男性では75%と約8割に達した。
また、eスポーツを知っていると回答した人に「eスポーツを知った時期」について尋ねたところ、全体の77%が半年以内であると回答。2017~2018年の1年間で急増していることがわかった。
さらに、eスポーツを知っていると回答した人に、「eスポーツへの関与度合い」を尋ねたところ、結果は以下の通り。
・テレビやネット等で話題を見たことがある(53%)
・名前を見たり聞いたりしたことがある(51%)
・ネット動画、テレビなどで観戦したことがある(14%)
・周囲で話題になったことがある(11%)
・競技会場で観戦したことがある(4%)
・競技者として参加したことがある(4%)
・自分は競技者として参加したことはないが、周りに競技参加者がいる(3%)
「テレビやネット等で話題を見たことがある」との回答が53%で過半数となった。「実際に観戦したことがある」という回答も全体の14%にものぼった。
最後に、対象者全員に「(動画やテレビなどで)人がゲームをしているのを見ることについてどう思うか?」を尋ねたところ、「好き」もしくは「やや好き」と回答した割合(好意計)は、各年代で以下の通り。
・10代…男性:50.0%、女性:48.0%
・20代…男性:37.0%、女性:43.0%
・30代…男性:28.0%、女性:26.0%
・40代…男性:16.0%、女性:9.0%
・50代…男性:9.0%、女性:10.0%
・60代…男性:4.0%、女性:7.0%
・全体…23.9%
男性10代では、ほぼ半数が「人がゲームをしているのを見ることが好き」と回答。また、40代をのぞき、各年代でさほど男女差はないようである。
――「eスポーツ」とは、エレクトリック・スポーツの略語で、ゲームを競技として捉え従来のスポーツのようにプレイおよび観戦をする際の名称。2000年頃より欧米で普及が始まり、アジア地域では中国・韓国などを中心に、賞金総額数十億円を超える世界大会が行われるなどの盛り上がりが見られ、日本でも2015年頃より10~20代の若年層のユーザーを中心に急速に普及が拡大。各種団体による競技大会の開催や、これを中継する動画サービスの普及など、エコシステムが作られつつある。
現在、世界各国でeスポーツの大会が開催され、その市場規模は2018年に前年比138%成長の約970億円、2021年には約1,700億円、参加人口については5.8億人を突破する市場に成長すると予測されている。(Newzoo社調べ<2018年2月発表>)
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