50歳以上の中小企業経営者は2025年を見据え何を思う?
2025年には日本国民の3人に1人が65歳以上という「超・超高齢社会」を迎えると言われている。そうした情勢を受け、会社経営もより一層厳しさを増してくるものと考えられる。そこで、生命保険を通じて日本の中小企業を応援するエヌエヌ生命保険が2018年12月、全国の50歳以上の中小企業経営者2,297人対象に、会社で抱えている課題や事業承継に関する調査を行なった。経営者は、会社の今と未来についてどう思っているのだろうか。
■「あなたの会社で抱えている課題は何ですか?」
※エヌエヌ生命保険株式会社調べ
中小企業の経営者にとって、「人材の確保・育成」が49.2%と最も関心の高い課題であることがわかった。次いで「営業力・販売力の強化」「新規開拓」の順となった。また、「事業承継(16.2%)」が5位に入っている。
■2025年、ご自身は何をしていると思いますか?
※エヌエヌ生命保険株式会社調べ
半数を超える54.1%が、2025年も「現状のまま経営者を続けている」と回答。その理由としては、「経営者を続けていくことが生きがいだから(42.2%)」が最も多く、次いで「後継者の問題があり退くことができない(37.4%)」が続いた。
■現在、あなたは、事業承継計画について考えていますか?
※エヌエヌ生命保険株式会社調べ
事業承継計画については、「後継者がいないので考えられない」が22.6%という結果になった。また、「目の前の事業のことで頭がいっぱい」が16.1%、「考えてはいるが準備はしていない」が24.6%と、興味はあるが現実問題としてそこまで考える時間的余裕がない、といった回答も目立った。
■あなたは、先代の思いや、経営上必要な情報などが、整理されて残されていることは重要だと思いますか?
※エヌエヌ生命保険株式会社調べ
事業承継として先代から受け継いだものや経営上必要な情報など、これまで築き上げてきたものは大切に整備して残すべき、という意見が圧倒的だった。「非常に重要」「重要」そして「ある程度重要」まで合わせると、全体の9割に迫る勢いになっている。
50歳以上の中小企業経営者になると、自身の衰えや体調の悪化など、健康問題に疑問を感じた時に最も事業承継を考える傾向があるようだ。また、後継者が成長したと感じた時や、経営に余裕ができた時も、今後の経営について考えるきっかけになるようだ。これからの超高齢化社会に向けて、事業承継に関心の高い経営者が多いことが今回の調査でわかった。
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