パナソニック、事業会社制への移行に伴い職種ごとの選考を実施。「自立したキャリア形成」を目指す新たな採用体系の導入を発表。
募集職種の具体的な仕事内容なども公開し“学生の強みを活かせる採用”へ
パナソニックは、「ものをつくる前に、人をつくる」という考え方に基づき、学生が年次に関わらず、個々に適したタイミングで将来について考え、社会人との関わりの中で成長したり、可能性を広げたりできるようなきっかけづくりに注力している。そのため、従来から実施しているインターンシップや大学との共同研究だけでなく、キャンパス内でのインターンシップや授業といった産学連携活動を新たに加えるなど、継続して人材育成に取り組んでいるという。
今回、同社は2022年4月1日付で事業会社制へ移行することを受け、各事業会社で必要とする人材の確保および育成のため、新たな採用体系を導入することを決定した。
新採用体系では、各事業会社の競争力強化と、それぞれの会社で必要とされる“強み”や“個性”を有する人材の確保を目指し、事業会社ごとの選考を新たに導入。全ての職種について初期配属を確約し、採用者の初期キャリアを約束することで、自立したキャリア形成を促す。また、職種や選考コースとのミスマッチを防ぐため、採用サイト内で各事業会社の募集職種における「具体的な仕事内容」と「求められる要件」を公開するという。
新採用体系のもとで実施される2023年度新卒採用では、大学/大学院卒の学生800名および、高専/高校卒の学生300名の、合計1,100名の採用を予定している。
同社はあわせて、2021年度新卒採用より本格化した「通年採用」を、2023年度新卒採用でも継続する意向を示している。就職前の学生が、学問や研究などさまざまな経験を積めるよう、2022年6月・7月以降にも情報や応募機会の提供を行い、学生のキャリア選択を支援したい考えだ。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点で、引き続き2023年度新卒採用においても、面接や各種セミナーを全てオンラインで実施予定だという。
同社は新採用体系導入後も、「企業は社会の公器である」という考え方を経営の基本に置き、人材を「事業の創出」と「成長の源泉」、および「組織活力の維持」を担う貴重な“経営資源”としてとらえ、安定的な確保を継続したい考えだ。
事業会社ごとに必要とする職種の人材採用を進めることで、入社後のミスマッチを防ぎ、学生の自立したキャリア形成に対するさらなる支援も実現できるだろう。個人の強みを活かした採用や育成ができるような施策を、検討してみてはいかかだろうか。
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