コロナ禍の将来不安が「キャリア自律」を促す動き。大学1・2年生の9割が「早期のキャリア支援」を望む。

株式会社ビズリーチは2022年3月8日、「所属大学のキャリア支援」に関するアンケート結果を発表した。調査は、大学1・2年生を対象に2022年1月25日~2月1日に実施され、計188名から回答を得た。結果から、低学年層の学生生活の実態と就職に対する考えが浮き彫りとなった。

5割が「通学は週1回以下」、授業はオンラインがメイン

新型コロナウイルス感染症拡大後に入学した大学1・2年生は、現在どのような学生生活を送り、将来のキャリアを思い描いているのだろうか。「現在の大学への通学頻度」は、「ほぼ通学していない(オンラインで受講)」との回答が29.3%。「週に1回程度」は19.7%、最も割合が高かった「週に2~3回程度」が34%となっていた。「ほぼ通学していない」と「週に1回程度」を合わせた、「週に1回以下」は49%となり、約半数がオンライン授業メインの大学生活を送っているようだ。



6割以上が「思うような大学生活が送れていない」

コロナ禍の状況下で、思い描いていた大学生活が送れているのだろうか。「全く送れていない」と答えたのが21.3%で、「あまり送れていない」は42%。これら回答を合わせると63.3%となり、過半数を大きく上回った。オンライン授業が中心で、学生や先生とのリアルな交流が少ない大学生活に、不本意な思いを抱く学生がことのほか多いという実情がうかがえる。



大学生活の充実度と反比例し「キャリア意識」は上昇傾向

コロナ禍は学生のキャリア観に少なからず影響しているようだ。「コロナ禍の状況を受けて、大学1・2年生から将来のキャリアを変えようという意識が高まったか」という問に対し、35.6%が「とても高まった」と回答。「やや高まった」の45.7%と合わせると、実に8割を上回った。その理由として、「対面の交流がないため内省する時間が増えた」、「(コロナ禍で)将来の不安が大きくなったため、早めに行動しておきたいと思った」、「コロナ禍で自由な時間が増え、様々なイベントに参加したことで(将来に向け)取り組んでいる人の刺激を受けた」などの意見があった。人との交流が制限され、自由な時間が増えたことが、キャリア意識を高めるきっかけになったことは想像に難くない。



先行き不安でも、「キャリアについて自問自答する」学生の姿勢

キャリア観の変化は大学への要望にも及ぶ。「所属大学に対して、低学年向けのキャリア支援を強化してほしいと思うか」と質問しており、「とても思う」が61.7%、「やや思う」は29.3%と合計90.6%にのぼった。実に9割以上が早期のキャリア支援を望んでいた格好だ。どういったサポートを求めるかについては、「自分なりのキャリアを歩むには、どんな関わりを持てば良いかを知るためのサポートがほしい」や「大学のOB/OGの講演会などを開いて、同じ大学の先輩の活躍、キャリア形成のコツなどを教えてほしい」、「3・4年になって焦る人がいるのは1・2年の時にそういう情報と触れてこなかったという可能性もあると思う」など、具体的な声が挙がった。




コロナ禍に大学生になった1・2年生は、就職に不安を感じ、早めに行動したいと考えていた。これに対し、企業が支援できる施策には、実践型インターンシップやOB/OGのつながりを活かした社員訪問がある。就職・採用活動が多様化する中で、学生と企業が相互に理解を深め、納得できる選択をするためにも、中長期的な関係構築がますます重要になるだろう。


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