約4割がシステム開発時にトラブルを経験。中小・ベンチャー企業の「契約トラブル実態調査」より

事業のグローバル化や新しいビジネスモデルの登場が進む中、企業活動において法務への重要性が高まっている。そんな中、法律関係のITサービスを展開するGVA TECHが、2018年11月、中小・ベンチャー企業に従事する男女360名を対象に「契約トラブル実態調査」と題し、インターネット調査を行っている。

そもそも、どの程度の企業でトラブルが起きているのだろうか。システム開発のプロジェクトにおいて、契約先とのトラブル経験があったかを質問しており、約4割が経験ありと答えている。そのうち半数の19.4%は「2~5回」と複数回経験していた。中には、10回以上経験しているという回答も見られた。



※GVA TECH株式会社調べ


また、トラブルの原因についても聞いており、トップ3は「納期の遅れ」(28.5%)、「成果物の質」(26.9%)、「責任の所在」(16.9%)がであった。



※GVA TECH株式会社調べ


『契約先との契約内容についてすべてを理解していましたか』との問いに「全て理解していた」のが27.5%、「やや理解していた」人は38.1%であった。「全く理解していなかった」(13.9%)と「あまり理解していなかった」(20.6%)を合わせると34.5%となり、およそ3人に1人は契約内容を理解していないまま仕事を進めていたようだ。



※GVA TECH株式会社調べ


では、契約書の文面や、契約内容自体の正当性などを誰がチェックしているのだろうか。最も多かったのが「事業部の責任者」(39.7%)で、「事業部の案件担当」(34.4%)、「社長」(24.4%)と続く。「弁護士」は1割以下(社外6.7%、社内6.4%)、また「法務部員」という回答も13.9%にとどまり、法務専門家が確認をしている企業は少ないようだ。



※GVA TECH株式会社調べ


法律専門家の関わりが少ない中、契約締結までスムーズに進むケースは少ないようだ。『あなたの勤めている会社では、契約に関する合意から契約締結までに平均でどれくらいの時間がかかりますか?』との問いに、「1ヵ月」との回答が22.5%で最多であった。これに「2〜3ヵ月」、「4〜5ヵ月」、「半年以上」を合わせると、38.4%となり、契約締結までに1ヵ月以上かかるとの回答が全体の4割弱となった。



※GVA TECH株式会社調べ


契約までのどのフローに時間がかかるのだろうか。『契約締結まで、どのフローに最も時間がかかりますか?』との質問に対して、約6割が「先方との調整・交渉」(59.4%)と回答した。



※GVA TECH株式会社調べ


契約締結までの間に生じたできごとは、「特に何もなかった」を除くと、「先方から催促された(19.6%)」が最も多く、約2割が契約に時間がかかったことで先方から催促をされた経験があることが分かった。また、「契約締結前からサービス提供を行った」が11.9%、「契約工程の間に失注した」が9.4%もおり、長期化によって不利益が発生しているケースもあるようだ。


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